笑顔製造機
夢みてんのかなぁ?

そう思って、目をこするけど・・・

こするけど・・・

けど!!

まったく景色は変わらない。

あれー?

今度はほっぺをつねるけど・・・

つねるけど・・・

けど!!

「いひゃい・・」

夢じゃないらしい。


-パチッ

急に視界が明るくなった。

え?

「やっぱここにいた。」

ふりむくと教師らしい男が教室のドア付近に立っていた。
電気をつけたのはその男らしい。

「だ・・・誰?」

「お前の担任じゃ。さっき自己紹介したろ?」

「・・・・」

寝てたから知りません。
なんて、言えないよぉ・・・

「お前、さっき寝てたからしらねぇか。」

30代半ばぽいスーツを着て、メガネをした細身の男性はそういうと井畑慶介だ。と名乗った。

「は・・・はぁ・・・」

「えーっと、城田和だな。」

「はい。」

「ずっと寝てたのか?」

呆れ気味でそういった。

「はい。」

「まぁいい。早く寮に行け。夕飯になっても来ないから寮母さんが心配してるぞ。」

「リョウ?」

どーゆうこと?


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