オサナナジミ


このときアタシの心に新たな何かが芽生えた


「未穂チャンは?」


『アタシはメンバー足りないって理由』


「アハハっなるほど。未穂チャンお人よしだからなー」


『何それ?優しい子じゃん!!』


「やっぱ未穂チャンだわ。見た目はけっこう変わったけど、中身は全然変わってない」


褒められてる?


バカにされてる?


見た目はメイクとかだろう


家にいるときはメイクなんてしないから


中身は変わってないの?


「背丈もね。相変わらずちっちぇーな」


これは絶対褒められてない


『1センチ伸びたし。大人っぽくなったでしょ?』


「俺から見たらまだまだ子供!未穂はかわいいよ」


さっきから辰也クンの一言一言に胸がキュンてなる


ちっちゃいとか普段言われたらイラってくるのに、今日はなぜか嬉しかった


かわいいなんて言うから顔が赤くなっちゃった


『ちょっとトイレいってくるね』


赤くなった顔を見られたくない


鏡に映ったアタシの顔はすごく火照っている


りんごみたいに真っ赤


『大人っぽくなりたかったのに・・』





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