オサナナジミ
{ギュっ}
車に乗ろうとしないアタシを辰也が抱きしめた
『え?辰也?』
恥ずかしくて顔が赤くなる
「そんな顔すんなよ。未穂が寂しいって思ったら俺飛んでくから。未穂が会いたいっていうなら、俺何してても会いにいくから」
すごく優しい声で言った
『ありがとう』
アタシがそういうと辰也はアタシから視線をそらした
「・・かわいすぎるんだよ」
聞き取れなかった
そのときアタシの唇に何かが触れた
一瞬のことだった
辰也の顔がすごく近くに会って
・・キスした?
途端に顔がボっと赤くなる
「いきなりごめん」
『え?あっいや』
何言えばいいの?
戸惑ってるアタシを辰也は再度抱きしめた
さっきよりも強く
「・・その、ごめん。でもこれノリとかじゃないから。俺本気だから」