オサナナジミ


アタシは麻耶にお礼を言い、健人にメールをした。


会って話したいという内容で。


直接言いたかったけどまた逃げらちゃうかもしれないし。


電話には出てくれないかもしれないし。


メールの方が無難だと思ったから。


―チャララン♪


"ごめん。今日はちょっと・・"


また?!


もっとまともな嘘つけってんだ。


"お願い大事な話なの!教室で待ってるから"


このメールを見て健人はどんな顔してる?


驚いてる?


困ってる?


健人がどうしてアタシを避けるのかはわからない。


でも誤解がとければまたもとに戻れるよね?


部活後に教室へいった。


もちろんそこに健人はいなくて。


アタシは椅子に座って待っていた。


『もう6時だよ・・』


やっぱり来てくれないかな??


帰っちゃったかな?


直接言わなきゃ駄目だったかな?


『はぁ・・』


これで今日何回目のため息だろう


アタシは窓の方へいった。


『もうほとんど人いないじゃん』






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