LoveMission
Μ:07 魅惑の甘い夜


―土曜日



「こんばんわ雫ちゃん。」



昼間かと思っていた待合わせは何故か日の暮れた夕方

待合わせ場所の駅に時間ピッタリについた私を迎えたのは満面の笑顔の美香さんだった。


サーモンピンクの七分丈フンワリトップスに黒いショートパンツ姿の美香さんは高校生に見えない位大人っぽい。

髪もフンワリ巻いてハーフアップにしてて、女度が上がりまくり


あれで高校生なら、私は小学生!?って位

なんだかいきなり負けた感じでいきなりブルーだ…




やだなぁ2人

気まずいし、負けてるし



「このカチューシャ可愛いね。」



ヘコむ私の頭についているラインストーンのカチューシャを褒める美香先輩



なんだか嬉しくないし…

しかも"カチューシャ"が可愛いねだし




はぁぁぁ~


自分が面白くない~…





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