LoveMission
М:03 刺客!?


ある日のお昼休み


私とアンナは明のクラスの入口から教室を覗き込む。


アンナが明に借りたCDを返すって口実をつけて遊びに来たんだけどぉ…



いつも明の周りには男女問わず人が寄って来ていて明は笑顔でいる



だけど今日は教室に、そんな明の姿が見えない…



「あれ。居ないねぇ明先輩。」



ちょっぴり残念そうにアンナが言った。



「もしかして、明探してる?」



私達に気が付いた黒髪の短髪の男子が笑顔で教室の入口まで来てくれた。



「…はぃ。」



「やっぱり。
明さっきまで居たんだけどー…。」



背の高い彼は私達の上から廊下に顔だけ出して、キョロキョロ



「あ、いた!」



彼が見てる方を見ると、廊下に居る人達の間から明が見えた。



「あっ明っ…」



明を呼ぼうとした声が小さくなる





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