時の旋律
相変わらずただ言葉にして述べる語り部。
アイツには感情がないのか??もー我慢できねぇ。

「いい加減にしてくれよ。さっきから1人でめちゃくちゃ話進めやがって、そんなにからかいたいのかよ、柚歌。」

「柚歌」という言葉に語り部は歯車を撫でていた手をピクリと震わす。
くるりとコッチにむき直した彼女はニッと笑った。

「君も、ちゃんと理解した方がいいよ。私はただの語り部、「柚歌」じゃない。」
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