‡キミ想い‡
クリスマス




「ど、どうしよう。緊張してきたっ…」

鏡の前に立ち、自分の服装をチェックしていた私は、1人、高鳴る心臓を抑えていた。


そう。
今日は待ちに待ったクリスマス。
こういう日に彼氏と過ごしたりしたことがない私は、いつも以上に変に緊張してしまっている。

でも、反対に凄く楽しみ。


行くところは名駅。
あそこならいろいろお店があるし、周りにもゲーセンやらファーストフードやらがあるから、余程暇になることはないだろう。


「あ、そろそろ時間だ」

裕がうちに着く時間……。

と同時に、裕からメールがきた。




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