学園王子×天然姫1
~放課後~
色々あったけど何とか今日
1日が終わった
メールの返信もしないまま
もちろん音楽室にも行かなかった
「彩乃のバイバイっ!」
愛梨が手をふって
教室を出た時だった
教室にはあたし1人だと
思ってたのに
背後から声をかけられた
その声の主はアイツだった
「逃げたつもりか?」
そう言ってどんどん近づい
てくる
あたしは恐る恐る後ろに
下がった
「んな怖がんなって!もうしねぇから」
そう言って優しい笑み
がこぼれた
朝の人とは別人のようだった
「なぁ!俺の名前は滝沢翔だから…そのアンタていうの止めてくんねぇ?」
滝沢翔ていうんだ…