初恋の味はどんな味?
話を聞きながら、どうしたらいいか考えていた。



そのとき、俺の頭にある場所が浮かんだ。



「…坂中サン、ちょっと来て!!」



坂中サンの手を取ると、走り出す。



坂中サンは驚き戸惑っているみたいだったけどそんなことは気にしない。



俺が向かっているのはこの学校の屋上。



空が見える屋上は俺のお気に入りの場所であり、誰にも教えてない秘密の場所だ。



そこならきっと坂中サンは元気になれる…そう思った。
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