初恋の味はどんな味?
坂中サンはゆっくりと出てきた。



坂中サンは突然現れた空にびっくりしているみたいだった。



「ここは…?」



「屋上だよ♪」



笑いながら坂中サンの顔を覗き込む。



こんなに近くで並んだことはない。



だから坂中サンの小ささにはちょっとびっくりした。



「最近見つけたんだ。イライラしたときとか部活でいいプレーが出来なかった時とかここに来てリセットしてんだ。こんな風に!!」



俺は屋上の真ん中まで走り出した。
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