a scar -傷痕-

まだ食べかけのご飯を台所に置き、二階へ上がる。

誰も、何も言わない。

自分の部屋に入りクローゼットの中を漁り始める。

アヤとは他校だけど、たまに遊ぶ感じでハスキー声が特徴の子。

「これがいいかな…」

ちょっと派手なワンピースに上からパーカーを羽織る。
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