【短】キミ、幽霊ですけど!?
☆二か月前☆
「あ、あのね! ナツ…」
プールにはられた水が、夕日で真っ赤に染まっていた
目の前にはナツがいて…
ナツの向こうにある、フェンスの外の木の陰から、ナオとアオイが声を出さずに
「はやくいえ!」
と、言ってくる
うぅ~!!
む、、無理だよっ!!!
だって、中学のころからずーっと、一緒にいたんだよ!?
いまさら気まずいよ~
「ゆり、俺から言っていい?」
「なにを?」
「俺、おまえのことずっと好きだった」
「…本当に?」
「本当に」
「ゆりは? なんて言いたかったの?」
「あたしも…ずっとナツのことが好きだった、って」
ナツはその時、両手を広げて、苦しくなるほど、あたしを力強く抱きしめた