S物語

生死をかけたボランティア2

次の日、午前中に
避難訓練を終えて
制服を着込み、
中庭に集まった。
ついに…ついにこの時が…
いや、まだ大丈夫。
奴が姿を現すのは明日。
焦るな落ち着け!
「あ、見てアレ」
『え?』
そう言われて
後ろを振り返ると
そこにはこっちを向いて
ニヤニヤ笑っている
奴の姿が…
『おおおおおおお!!』
「ハハハ(笑)大丈夫?」
今さっき自分に大丈夫だと
言い聞かせたのに…
『最悪…』
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