アナタしか欲しくない
幼い頃から、顔を会わせる度に言い続けてたあの言葉。




全く通じてなかったわけじゃなかったんだね




きっとゆっくりと何年もの時間をかけてタカちゃんのココロに、染み入っていったんだーー…





『ミイ、聞かせて?じゃなきゃ俺も返事できない』






首を傾げて微笑むタカちゃん。





ミイがタカちゃんの、笑顔に弱いって知っててワザとそうしてる?





「もう、色々とタカちゃんはズルイ。タカちゃんから言ってくれてもいいのに」



『だって1週間以上も聞けてない。欠乏症になりかけてるんだ。ミイにしか治せないんだから早く治して?』




ぷうっと膨れるミイに、負けじとタカちゃんまで膨れ面を見せてくる。




「ふふ。しょうがないなぁ。

ーータカちゃん、ダイスキ。ミイの彼氏になって?

タカちゃんとの恋人同士の時間が欲しいーー…」





いつものセリフにプラスαで今の気持ちを伝えた。





タカちゃんは、今までの中で一番といっても過言じゃない、極上の笑みで頷いてくれた。




『俺もミイがダイスキだよ。俺なんかでよければ全部あげる。
俺の未来まるごと全部ミイのモノだよ』




そうして




初めてタカちゃんと出会ったアパートの前で、




長く、優しい、キスをしてくれた。









10歳で出会ってから今日までの6年間




一番欲しかったタカちゃんが




ミイのカレシになりました。





ねぇタカちゃん、




タカちゃんがミイのモノだっていうなら、その逆もありだよね。





ミイのキモチもカラダも人生も。




全て、タカちゃんのモノだよ。





ずっと、ずーっと




そばにいてね。










アナタしか欲しくない  end
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