【Flower shop】〜恋するエプロン〜

桜の木を背中にして
杉の木に向かって歩いていく。

杉の木を曲がると、
少ししたところに
木で出来た看板がある。

「かえで」

少し遠くで
その看板の付近を
掃除している人に
声をかけた。

茶色に染められた髪が
振り返ることで少しゆれる。

春の風にあうような、
可愛い雰囲気があった。
< 34 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop