【Flower shop】〜恋するエプロン〜

「おはよう」

箒を持ってない、
あいていたもう片方の手で
楓は私に手をふった。

「おはよ」

朝の当たり前になっている
挨拶を交わすと、
楓はまた掃除を始める。

小さな鳥が一羽、
楓の可愛い雰囲気に誘われてか
お店の看板に止まった。

「楓に似てる」

思わずそう、口にでた。
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