真実の鏡
「鏡の力は壁を通してしまい、ボクの本当の姿が映し出されちゃったんですよ。しかも同じ学校の生徒に、何度も目撃されてしまって…」

「おやおや。それは困ったことですね」

苦笑したソウマは、カルマから鏡を受け取った。

「事情は分かりました。この鏡は私の方で引き取りましょう」

「すみません。ところでこのこと何ですけど…」

「ああ、大丈夫ですよ」

ソウマはニッコリ微笑んだ。

「人のウワサってものは、流行るのは早いですけど、消えるのも早いものですから。元凶が消え去った後なら、特に」

「それならいいんですけど…。ボク、壁を壊してきてしまったままなんですよね」

「ああ、それなら…」

ソウマは笑顔をハズミとマミヤに向けた。

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