【完】青春PLAYBALL!!
柚はよろよろと和由の自転車の荷台から降りると、スポーツバックを背負い直し、歩き出した。


「おい、本当に大丈夫か?」


「うん!」


柚は俺の言葉に力強く頷いた。

その強い、キリっとした瞳に俺の心は大きく動いた。


柚のために俺が出来ること。

宮田がしたように、俺もしてあげたい。


「和由、チャリ借りてもいい?」


「いいっすけど、何に使うんですか?」


「サンキュー。すぐ戻るから!」


「え?木波先輩!?」


俺は和由の自転車にまたがり、ペダルを強く踏み込み、土根を飛び出した。


< 281 / 408 >

この作品をシェア

pagetop