【完】青春PLAYBALL!!
「へぇ!汐崎様々だな!そういえば署名って言ったらさ、もし署名が叶って、高校野球の公式戦に女子が出場出来るようになったら、汐崎はどうするの?女子野球のワールドカップと被るよな?」


七海の言葉を聴いた柚は、おしぼりで手をふく動きを止めた。


「うん。そう・・・だよね」





ジュゥワッ





柚の話しを遮るように、鉄板の上にお好み焼きの生地が広がる。


「まぁ、その時になったら考えればいいじゃん。とりあえず、今は美味しく食べようぜ」


鉄板の上にお好み焼きを広げながら、修平は俺に目配せをして軽く頷いた。


修平、俺が気にしてるって分かってて気を使ってくれたんだ。


修平の気持ちが嬉しくて、俺は修平に向けて唇の端を少しあげた。



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