【完】青春PLAYBALL!!
「私は出られないけど、木波は頑張ってよね」


柚は、俺にガッツポーズを向けた。


「三先のために?」


ちょっぴり嫌みったらしく言ってみた。


「だから、違うって!」

柚はそう言うと俺に無理矢理ヘルメットを被せた。


「いった!お前被せ方雑すぎるだろ」


「うるさいっ!木波コーチャーでしょ。さっさといっちゃえ」


柚は俺に背を向けると、まもりの側に座り一緒にボールを磨き始めた。


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