SKY
それから数日・・・


「愛してるで」


「うちも愛してるで」


・・・素直や。


素直に言葉を返してくれるんや。


それはそれで嬉しいねんけど。


やっぱり、たまに言われたほうがええな。


たまに言う麗奈の好きや愛してるは重みがあって。


いつも言われると調子狂うわ(汗)


ってか・・・俺も褒美が欲しいっす。


「なぁ・・・俺にも褒美ってのくれんか?」


「やる理由がないやろ?」


ぐさっ


いたたたぁ・・・胸に突き刺さったで(笑)


「こんなに麗奈を愛してるんで?なんかくれてもええやろ?」


「意味分からん。無限大に形があるんか?」


・・・屁理屈ばっかや(汗)


「そや。お前、俺と会うときはスカート履けや?」


「いやや」


ぐさっ


俺・・・突き刺さりすぎて、出血多量で死んでまう(笑)


「それにスカートなんかあらへんもん」


「・・・そか。なら買うしかないなぁ」


俺は麗奈の手を引いて玄関を出たんや。


駐車場へ行き、車に乗せて、ある場所へ車を走らせた。



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