左手の指輪とあなたの隣


あんな本気の顔をした
冬矢を見るのは
初めてだった。


冬矢は、冬矢なりに
苦しいのだろう。
少しは、私にも分かる。
教師と生徒でなかったら
どんなに良かっただろう。


好きなのに好きって言えない。
言ってしまったら
もう、あなたの笑顔が
見れないから。

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