お前は俺の予約済み!!
どれくらいの時間が経ったのか……。



部活の疲れで無意識に目を閉じていた俺。



どうやら俺はソファーで寝ちまったらしい。



『悠!!ただいまっ』



耳元でそっと名前をささやかれ、



はっと意識を取り戻した俺。



大好きな瑠璃の声で起きるなんて、



俺にとっては贅沢な目覚めだな。



『おかえり…瑠璃』



『悠っ!!』



笑顔の瑠璃が俺に近づき、ギュッと抱きつく。



フワっと漂ういつもの心地いい瑠璃の匂い。



『今日は急にどうしたの??平日に悠が会いたいなんて珍しいね』



『あぁ、ちょっと…な』



瑠璃は俺と軽くキスを交わし終えると、



『冷蔵庫に何かあったかなぁ??』



と、小さくつぶやきながらキッチンへと向かった。




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