お前は俺の予約済み!!
俺には瑠璃が考えてる以上に、



瑠璃を好きだという自信がある。



だから、もっと支えたい…今のまま…今までのままじゃダメだ。



『もっと俺を好きになれよっ。怖がるなって…』



『…だって…悠の周りにいる女の子はみんな若くて…可愛いくて…そんな子達には勝てないもの…』



『瑠璃には瑠璃の魅力がいっぱいある!俺が好きになった女だろっ?もっと自信持って、俺のそばにいろよっ』



いつの間にか涙で溢れた瑠璃の瞳。



そっと俺の指先でその涙を拭ってやると、



やっと俺のほうを見た瑠璃に笑顔が戻った。



ずっと手の届かないと思いながら、



中学生だった俺は、ただひたすら瑠璃を見つめ続けていたんだ。



その瑠璃が今はこうして俺の腕の中にいる。



それがどんなに俺には幸せなことなのか、



瑠璃を抱きしめながら、俺は、その幸せの意味を考えていた。
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