お前は俺の予約済み!!
『私ったらダメね…。ずっと逃げていたのかもしれない…悠に自由でいて…なんて言いながら不安だった。本当は…悠が他の子を好きになったらどうしようって…ずっとずっと…』



か細くて今にも消えそうな瑠璃のその声は、きっと俺に言えなかった本音。



いつもテキパキとして、凛として隙のない瑠璃。



そんな瑠璃が初めて俺に見せた弱い自分。



『大丈夫だから…俺は瑠璃以外考えられない…。自由なんかいらねぇよ。瑠璃がいればそれでいい…』



『うん。ありがとうっ…』



次々に流れる瑠璃の涙。



『ご飯冷めちゃったね…温めよっか?』



『そうだな。そういえば、俺めちゃくちゃ腹減ってたんだよ~』



真剣な話をしている中、



グゥ~~グッ~~。



『………』



腹が減っていた俺の腹が鳴って、



瑠璃と顔を合わせて、二人で笑い合った。
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