Tears〜硝子細工の天使〜
一ヶ月は覚悟していた。
それにかほは新しい職場に就職したばかりで
毎日へとへとだった。
仕事をしていれば
なんとか気を紛らわすことができた。
そして10日ほど経った頃―
よしきから嬉しい報せが届いた。
『彼女も落ち着いたから
明日送って行くことになったよ。
明日帰ったら会おう!』
今までの不安が、全部消えたかのようだった。
何よりも
《やっと明日会える…》
その嬉しさが優先されていた。
『仕事終わってから送って行くから10時半位には家に来て』
というよしきからのメールを読み
意外にも早くカタがついた事にかほは安堵した。