Tears〜硝子細工の天使〜
そっと目を閉じると
今までの色々な思い出が頭の中をよぎる。
楽しかったこと…
嬉しかったこと…
幸せな日々…
思い出すのは何故かそんなことばかり。
人は過去を思い出す時
懐かしい思い出を美化してしまうものなのだろうか…?
思い出は綺麗過ぎて、美し過ぎて・・・
一人感慨にふけり、ふと空を見上げた時
眩しいライトの明かりと共に
重たいエンジンの音が鳴り響いた。
ぶぉぉ〜ん♪
聞き覚えのあるよしきの車の音だった。
《帰ってきたんだ!》
かほは慌ててシートを戻し起き上がった。