Tears〜硝子細工の天使〜

かほは焦りと苛立ちから

つい安部にキツい口調で当たった。



素人考えで、こんな風はどうだろうか

こういう手は使えないか…

あれこれ提案してみた。


しかし、結局は素人のかほが考えることは

プロも当然試みたり、検討していることだった。



《絶望》という言葉がかほの頭に浮かんだ。



プロに頼めばなんとかなる…

などと安易な気持ちで別れさせれると思った自分が情けなかった。



ガックリと肩を落とすかほに


「でも、まだ諦めないで下さい。

我々も考えていますから…

気長に待ってなんとか接触をします」


そんな安部の言葉も

その時のかほには気休めにしか聞こえなかった…





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