Tears〜硝子細工の天使〜
かほはよしきの前に座ると、真面目な顔で言った。
「あおいさんに電話してごめん…
言い付けようようとか、そんな気持ちでしたんじゃな…」
そこまで言うと、かほの言葉をよしきが遮った。
「そんなこと、わかってるよ。
それに俺が悪いんだ。かほを責められないよ。
もういいじゃん、またこうして会えたんだから」
コクリ…
無言でかほはうなづいた。
急に後ろめたさが襲ってきた。
二人を憎んで憎んで
陰で色々なことをした自分が、とてつもなく格好悪く
なんて愚かで、なんて嫌な女なんだろう・・・
そう思うと、この場にいるのが申し訳なく
なんともいたたまれなかった。