みずいろ
俺は、麻痺したような頭のまま、マアコのベッドサイドに座った。
なんだよ・・・・それ。
なんだよ・・・・・。
おばさんが言った内容が、まるで夢みたいに、それでも何度も何度も頭の中をぐるぐるとかきまわしていく。
マアコん家の両親が離婚を決めたということ。
そう言っておばさんはわぁっ、と泣き崩れたんだ。
「マアコのことがあるのに・・・・これから、どうしていったらいいのか・・・・」
多分・・・・おばさんはすごくつかれてんだ。
普通だったら、そんなこと、言うわけがない。
けど、おばさんは追い詰められてた。
「ユウくん、助けて。マアコを助けてあげて」
おばさんは何度も何度もそう繰り返した。