みずいろ

俺は、麻痺したような頭のまま、マアコのベッドサイドに座った。



なんだよ・・・・それ。



なんだよ・・・・・。



おばさんが言った内容が、まるで夢みたいに、それでも何度も何度も頭の中をぐるぐるとかきまわしていく。



マアコん家の両親が離婚を決めたということ。



そう言っておばさんはわぁっ、と泣き崩れたんだ。



「マアコのことがあるのに・・・・これから、どうしていったらいいのか・・・・」



多分・・・・おばさんはすごくつかれてんだ。


普通だったら、そんなこと、言うわけがない。


けど、おばさんは追い詰められてた。



「ユウくん、助けて。マアコを助けてあげて」



おばさんは何度も何度もそう繰り返した。



< 21 / 81 >

この作品をシェア

pagetop