みずいろ
透き通った青空は、どこまでも濃いきれいな水色で。
水色と草原の緑の間に、
・・・・「彼女」がいたんだ。
ほんの一週間くらいしか離れてないのに。
なんでこんなに懐かしい気持ちになるんだろう。
・・・なんで、って・・・・好き、だからだよな・・・・。
自分自身に突っ込みをいれて思わずふっ、ともらした笑いに、マネージャーはそうだろ?と話を続けた。
「なんか、可愛い子だよね・・・華がある・・・・・どこにも所属してないのだったら、声かけてみようかな・・・・」
「やめろよ・・・あの子は、ダメだろ」
俺に腕をつかまれてマネージャーは、そうか?と眉をしかめてみせた。
絶対ダメだろ。
絶対、ダメ・・・・・・。
こんな世界に彼女がはいるなんて、絶対ムリ。