手のひらに、桜



「ありがと・・・」


でも、思ってることを追求せずに

イライラを抑えながら、小さく呟いた


私の返事に、先輩は

「頑張れ」

と呟くと、私の頭をポンと一回叩いて

ばいばいと去っていった



訳わかんない!!



「絶対に、試合なんか見に行かないから・・・」


先輩の後ろ姿に、小さく呟く


それから、一人で家へと向かった



再来週の土曜日の試合、

来て欲しいって言ったのは、先輩だったのに―――


訳分かんない・・・




胸に溜まったイライラを、

私は地面にある石ころに精一杯込めて、

足を思いっきり振った


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