夜 話
「リョウ………キ?」
ほんの少しだけ顔を上げ、カリョウは震える声で涼姫の名を呼んだ。
「お前に想われている事が嫌になったわけじゃない。
ただ……護られているだけの自分でいたくはなかったんだ。
私の我儘の為に、お前がこんな事になるなんて思ってもみなかったから……。」
涼姫の告げた内容に、カリョウの表情には生気が戻った。
そうして、縛られたまま地を這うようにして涼姫の下へとにじり寄ろうとする。
その時。
「触れてはならぬ。」
大神様の声がおごそかに響き渡った。
ほんの少しだけ顔を上げ、カリョウは震える声で涼姫の名を呼んだ。
「お前に想われている事が嫌になったわけじゃない。
ただ……護られているだけの自分でいたくはなかったんだ。
私の我儘の為に、お前がこんな事になるなんて思ってもみなかったから……。」
涼姫の告げた内容に、カリョウの表情には生気が戻った。
そうして、縛られたまま地を這うようにして涼姫の下へとにじり寄ろうとする。
その時。
「触れてはならぬ。」
大神様の声がおごそかに響き渡った。