そして秘密の〜番外編〜
夏休み明けてから、ずっと考えていた。



学校では毎日会えた。

でも。

学校では回りの目があるから、美雪と2人でゆっくり話す事が出来ない。



最初は仕事に慣れる事に精一杯だったので、それほどでもなかったけど……段々、疲れて暗い部屋に着いた時に、『美雪の笑顔に癒されたい』……なんて願望が生まれてきていた。



『お帰りなさい』なんて美雪が出迎えてくれたら、一瞬で疲れなんか吹っ飛んでしまいそう……って、俺の妄想はかなり高いレベルまで達していて、正直ヤバイ。



すごく久し振りに2人きりになった車内。

今まで『美雪欠乏症』だった事を、改めて実感する。

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