そして秘密の〜番外編〜
「涼兄」



えっ? 僚二?

まだ太陽の光が邪魔で良く見えなかったけど、俺を『涼兄』もしくは『涼兄さん』と呼ぶのは、たった1人しか居ない。



太陽を手で隠し、目を細めて確認しようと、そちらを見た。



ドクン

胸の奥で、イヤな音が鳴る。



僚二と……美雪、だった。



美雪はニコニコと笑顔だった。

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