そして秘密の〜番外編〜
えっ?!

驚いて、美雪に視線を戻した。



美雪が名残惜しそうに見ているのは……沖野先生?!



ほんの一瞬だけ、頭の中がパニックになったけど、すぐに確認してみようと思った。



「隆志先輩。先生方の演目、見てから戻ってもいいですか?」

私は隆志先輩に、そうお願いしてみる。



「分かった。先にみんな着替えてるから、2人は反省会が終わってから着替えろよ?」

一瞬、隆志先輩は眉間にシワを寄せたけど、そう答えてくれて、軽く手を振り出て行った。



美雪の方に視線を戻すと、ちょっと嬉しそうだった。

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