そして秘密の〜番外編〜
「よかったね、美雪」

「えっ?」

私の言葉に、美雪は不思議そうにこっちを見た



「見たかったんでしょ?」

そのセリフに、美雪はビックリしていた。



「なんか、すごく見たそうな感じがしたよ? 見たいなら『見たい』って言えばいいのに、美雪らしくもない。まぁ、私も見たいからいいんだけど」



事実だからそう言ったけど……美雪の気持ちを確かめたいって言うのも事実。

私は舞台へ視線をやった。

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