アタシの弟。



あたし今、すごく幸せ。


瑠唯と笑い合えるこの瞬間が…


たまらなく幸せだった。



「とりあえず。
明日のことは、オレから母さんと父さんに話す」

「うん、分かった。
明日、ちゃんと瑠唯もついてきてよ?」

「さぁ、どーかなぁ?
オレ、気まぐれだから分かんないし」

「もう!!!
瑠唯のバカ!!!!!」

「うそ。
絶対ついてくから」



…あたし、今絶対顔真っ赤だ。


なんでだろう。


つい数日前まで瑠唯と距離を置いていた。


…わざとだった。


自分の気持ちが加速しないように………


結ばれない運命だと、自分に諭すように………


でも、あの日からだ。


あたしが遅刻しかけて、瑠唯の後ろに乗っけてもらった…


あの日から、なんだか運命の歯車が急に狂いはじめたよう。


最近、なんだかんだでずっと瑠唯の隣にいる。


あたしは幸せ。


…だけど、このあとで絶対にあたしが傷つくことは………


きっと、誰よりあたしが分かってる。


でも最近、覚悟ができてきた。


この運命を背負いながら生きていく覚悟が…



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