アタシの弟。



…惨めすぎる………。



「…はいはい。
瑠唯は姉のあたしが守りますよー。
安心してくださーい」



完全にふてくされたあたし。


ここまで言われたらふてくされますよ、そりゃ。



「雅も充分危険なんだから気をつけなよ?
雅だって学校の野郎どもを虜にする美貌の持ち主なんだから」

「美咲様の言う通りでございます。
瑠唯様が王子様なら、雅様がお姫様なんですから」



おおおお姫様!?


あたしが!?


学校の男子を虜に!?


そんな経験、ございませんよ。


しかも、今までと随分違う言われ様…



「…瑠唯の安全、あたしが守るんじゃなかったの?」

「いやー、雅も瑠唯くんに負けず劣らず綺麗だからね。
綺麗より可愛いって感じ?
将来有望みたいな」

「私も雅様より可愛らしい女性にはお会いしたことがありません。
きっと雅様は学校一の美少女ですもの」



…褒められてる?


さっきまで瑠唯が綺麗やら守れやら言ってたくせに………


“可愛らしい”なんて…


お世辞でしか言われたことないもん。



「なんで今さらお世辞?」

「お世辞じゃないし」



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