俺様VSド田舎娘
「もう帰って!用事終わったでしょ!?」
私がそういっても、奴は一向に足を進めようとしない。
早く帰れー
帰れー
私がそんなオーラをだしても、帰ろうとしない。
「か・え・ってー!!!!!」
私は奴の背中をグイグイ押した。
もうすぐでドアまで着くというところで、奴が口を開いた。
「つまりお前は。俺に惚れない自信がないわけだ」
「はい?」
何いきなり…。
「俺に惚れないっていう自信がないから、そうやって逃げるんだろ」
「はあ?なにいってんの!?私があんたなんかに惚れる訳ないじゃない!!」
惚れない自信とか、めっちゃありますけど。
「はっ。どーだかな。」
奴は振り返って見下すように私をみた。
その態度になんだかイラっときて…
ぷつん…
と、何かが切れた。
「あーいいよ!!!やってやるわよ!!付き合ってやるわよ!!!やってやろうじゃないの!!」
私がそういうと、奴は不適に笑った。
そして…
「!?」
何が起きたかわからなかった…
ほんの一瞬のことだった。
私の口に、何か暖かいものが当たった。
いいいいいいい今のって!?!?
奴はそのまま唇を私の耳元に持っていき「惚れさせてやるよ。絶対」とつぶやいた。