俺様VSド田舎娘
「うわあっ…!」
部屋の中は私にとっては恐ろしく豪華なものだった。
部屋にはベッドが2つ。
奥には向かい合って座れるソファが2つ。
その間には小さな机が置かれていた。
「やったぁあ!!ベッドだあ♪」
私はカバンを放り投げてベッドへダイブした。
「すっごーい♪フカフカあ!!!」
生まれてから今まで、私はずっと布団で寝て来ていたからベッドなんて初めて。
見て触ったのも始めてかもしれない…。
「今日はこのベッドで寝れるとか幸せだなあ…♪ね、くーちゃん?」
「はいはい。」
くーちゃんは私の話を軽くスルーしながら持って来たカバンをあさり始めた。
「…?なにやってんの?」
「なにって…荷物の整理。」
ホントくーちゃんはしっかりしてるなあ…。
「沙菜も早くやっちゃいな?」
「はーい!!!」
私はベッドから起き上がって荷物の整理を始めた。