初☆彼～ﾊﾂｶﾚ～

「あ、架奈!取り消しした?」

「できないよ・・・。だって橋田だもん・・・。」

「じゃ、もう一人の委員の女の子に言えば??」

あ・・・・・。
そうだ・・・・。
もう一人委員がいるじゃん!!

でも・・・・・・・

「?架奈行かないの?あたし行ってこようか?…責任とってさ。」

このまま橋田に言わずに終わってもいいのかな?
もうこんなチャンスないかもしれない。

「言ってくるね?」




「ダメ!!行かなくていい!!」

あたしは未樹の腕を握って引きとめた。

「いいの・・・。あたし、告白するから!!!」

未樹は目を大きく見開いている。

「ちゃんと・・・パーティーで言うからっ・・・」


しばらく未樹は黙っていた。多分・・・びっくりしたんだと思う。

でもその後にがんばれ!、って抱きしめてくれた。

こんなに自己中なあたしをギュッてして、応援してくれた。

あたし、言う。

未樹への感謝として。

それに・・・もうこの気持ち、自分じゃしまっておけないから・・・・・・・。