Foreverlove
頑張ってきて良かった・・・。名字で呼んでるのは、多少、気になるものの、嬉しさは隠せなかった。電車が来て、2人で並んで座る。海翔が、こんなに近くにいる・・・。不思議だな・・・。悲しかった出来事を思い出すと、今のこの状況が信じられない。沢山傷ついたなあ・・・。あたしは、そっと海翔の横顔を見てみた。鼻が高い、海翔の顔。じっと見てると、恥ずかしくて、またあたしは俯いた。いや、もう一回だけっ!あたしはまた、そっと隣を見てみた。すると、海翔もあたしの方を見ていて、目があった。2人とも、慌てて目をそらして俯いた。
< 9 / 12 >

この作品をシェア

pagetop