LOVEファイト!
けれど恥ずかしいのか、中々並べないでいるみたい。

そのうち、並んでいる女の子達がヒソヒソ話はじめた。

「美夜の女の子…」

「たかりに来た?」

ヒソヒソ話のつもりだろうが、ちゃんとわたしや彼女の耳に届いていた。

彼女は耳まで顔を真っ赤にして、俯いてしまった。

「はあ…」

今日は厄日だろうか?

正義くんとは会えないのに、美夜との学生にはよく会う。

しかもトラブル真っ只中で。

わたしは歩き出した。

そして彼女の腕を掴んだ。

「えっ…」
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