甘めな年上彼氏



ピロリンロリンー

やがて携帯が鳴って
あたしは下に降りた。

昨日と同じ…
バイクじゃなくて
車だった。


「おはよう。」

「おはようございます。」


向井さんが
車から降りてきて
助手席のドアを
開けてくれる。

その動作は
すごく自然で
思わず見惚れてしまった。


めっちゃ紳士的っ!!

向井さんだから合うし…


「あっ……ありがとう
ございますっ!!」


あたしが乗り込んだ後も
向井さんは
優しく閉めてくれる。


それだけが
嬉しくて幸せで…
この想いを
ずっと忘れないように
したいと思った。








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