甘めな年上彼氏





でも…
やっぱり朝はやってきて
休日だったんだけど
あたしは
夕方からバイトだった。


向井さんとは
3時までしか居れない。


“なんで今日バイトなの!?”


って1人で
言っていたあたしに
向井さんは笑っていた。


“でもさ…
そういうものがなかったら
いつお別れしていいか
分かんなかったから
丁度いいよ。”


…………って。



今日で最後……

もう向井さんとは
会えないんだ。





そう思ったのに
特に何をする
ってわけでもなく…



ただただ…
時間だけが過ぎて行った。









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