倉庫の王様
自分がどんなにカワイイかわかってんの?



俺の心を弄びやがって~…。



「おはようのチューして?」

「タバコ消してよ…」

「もったいない。早く…」

「お、おはよう…」



チュッと軽めのキスで完璧に目が覚めた。



目の前にうまそうな子犬チャン。



「やっぱ昨日食っときゃよかったな~」

「な、なんなの朝からっ…」

「サチカワイイ~」

「コーヒーもうできた…よ?」

「俺、お前が大好きらしい!!超カワイイ~!!」

「ギャッ!!」



もういいんだ。



何も考えないでこうしてくっつければ。



だからこれからも拒否ってくれ。



俺は俺なりに愛情表現していくから。



「なぁなぁ、デートしよ?」

「どこ行く!?」

「あ、その前に渡すのあったんだった~。コレ、誕生日プレゼント」

「えっ!?コレ…先生が…?」

「文句ある?俺だと思って愛していいよ~」

「超大事にする!!」



サチのは部屋にはたくさんぬいぐるみがあったから。



これなら重くないと思って…。



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