倉庫の王様

天然は凶器

【サチ】



年が明けて始まりました新学期。



先生が担任なのも今学期で終かもしれないと思うとものすごく寂しい…。



だけど早く卒業したいから寂しくならない!!



「で、サチと宮さんはまだなのね」

「超忠実に有言実行されてる…」



元旦に会った後に先生の家に遊びに行った。



なのに全く手を出されず…。



最後にキスしたのだって元旦の軽目のヤツだけ。



先生は毛玉と遊ぶかゲームするか寝るって感じだったから…。



モヤモヤしてるのはあたしだけ？



もう先生がわかんない～…。



「あたしに色気が足りないとか!?」

「う～ん、龍ヶ崎はもう少しスカート短くていいかもな～」

「先生っ!!せ、セクハラ!!」

「へぇ～、彼氏とうまくいってねぇんだ～。気の毒になぁ～」



後ろで話しを聞いてた先生のムカッ腹立つ発言にイラッ…。



アンタのことで悩んでるんだよ!!



「いいからあっち行ってよ!!」

「怖いねぇ～、盛りのついた女子高生って。ま、頑張れ」



クシャッと髪を撫でて教卓に向かった先生をムカつくけどキライになれない…。