倉庫の王様
着替えてから先生が立つキッチンを覗くと手招きされた。



近付いたら不意打ちでチュッって…。



やっぱり甘い…。



「先生好きぃ…」

「くっつくなよ。また襲っちゃいそう」

「いいもん。幸せだから」

「俺も幸せ~」



抱きしめ返してくれる腕にメロメロ…。



明日も明後日も、なにもしないでくっついてたい。



「なぁ、今日なにする?」

「お昼寝して、海で遊んで、くっついて寝る」

「お前釣りできる?」

「したことない」



大きな先生にくっつくと懐かしい感じになる。



昔、父にこうしてた気がする…。



だからかな?



先生といると落ち着くの。



「まずメシにするからあっちに座っとけ」

「連れてって?」

「えぇ~…。サチってそんなコだっけ?」



少しくらい甘えたいんだもん…。



好き好き好きぃ~。



「コラ、離れなさい」

「ヤダ。好き」

「なんなのお前…。いつもと違う…」



『好き』で埋もれちゃいそうなんだもん…。



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